原作を知らずにSSを見るのが好き

僕が2010~2013年にかけての話なんですけど,そのころは小説を書いてました.SSとか二次創作系統で,リトバスから始まり最後のほうはめだかボックスだった気がします.もう全データを消してしまったけど,pixivにはめだかボックスだけで30作ぐらい書いていたような?

その過程で日がな活字中毒になっていたわけですが,その中でも特にお気に入りだったのが「原作を知らずに二次創作を見る」ことでした.

始まりなんですが.ネットに漬かるにつれて「掲示板形式で書く小説があるらしいぞ」と知るようになりました.いまはSSまとめサイトなどで取り上げられている,登場人物の会話のみで物語が進行していく形の小説ですね.一番有名なのは一時創作ですけどまおゆうだと思います.

二次創作だと,本来であれば原作の筋書きやビジュアルを知っている状態で見るのが普通だと思いますが,SSにはタイトル一本釣りのものも珍しくなく,僕は原作知っている知らないにかかわらず手あたり次第面白そうなものは読んでいたという感じでした.

原作を知らずに二次創作を読むということに全然ぴんと来ない方もいると思うんですが,これなかなか面白いんですよ.何が面白いかいくつか箇条書きします.

  1. あらすじを推理しながら手探りで見る
  2. ビジュアルを創造できる
  3. 原作とかけ離れた世界観も容易に受け入れられる

この中でも一番面白いなーと思っているのは「2. ビジュアルを創造できる」ということです.

小説を読んでいる方ならわかると思うんですけど,読んでいる最中って頭の中に情景が浮かんできますよね.作者がどのようなものを書こうと思ったかはわかりませんが,そこには自分だけの世界が広がっているわけです.

こういったものって,ほかの人が思い浮かべているものは三者三様であって,公式が用意しているものとは全然違うことが多々あります.むしろそれが醍醐味というか,小説を読む上での一種の楽しみ方だと感じています.

「原作を知らずに二次創作を読む」のは,その凝縮バージョンなんですよね.設定が一切合切取り除かれているうえに公式のビジュアルが用意されているので「ええっこんな見た目だったんですか!?」となります.僕は艦これ読んでいた時にそうなりました.

ビジュアルだけではなくて,「1. あらすじを推理しながら手探りで見る」をしたのちに結局世界観が公式設定と違ってびっくりすることがあるんですよ.こういった「本来とは違った」事柄を楽しむのが好きなんですね.

SSを読みすぎると普通の小説が読めなくなるのでオススメはしないですけど,こういう楽しみ方もあるよという話でした.